なつかしの食玩展　—お菓子のおまけコレクション—

　「食玩」とは「食品玩具」のことで、お菓子についてくる「おまけ」のことをいいます。元祖は、「グリコのおまけつき」（江崎グリコ）からはじまり「仮面ライダースナック」や「プロ野球スナック」（ともにカルビー製菓）、「ビックリマン」（ロッテ）など販売促進を図る目的でカードやシールなどを食品に付属し大ヒットしました。 　1999年9月に発売された「チョコエッグ」（フルタ製菓）の日本の動物シリーズフィギュアはその精巧な造形や彩色、完成度の高さから「おまけのおもちゃ」の域を超えた作品として、また「シークレット」（ラインナップにない種類）と呼ばれるいわゆる「レア」ものの存在などがファンの収集欲を刺激し、2001年には大人まで巻き込んだ大ブームとなりました。 　製作を担当した海洋堂は、海外の映画製作や博物館の展示品の製作に協力するなど、世界屈指の造形技術を誇っています。