近代洋画の開拓者 高橋由一展

    東京藝術大学大学美術館 | 東京都

    《鮭》や《花魁(おいらん)》(いずれも重要文化財)、あるいは《豆腐》《山形市街図》を描いた画家として知られている、明治時代を代表する洋画家、高橋由一の全貌を紹介する展覧会です。 明治維新後に丁髷(ちょんまげ)を落とし「由一」を名乗るところから、近代洋画の父と呼ばれる高橋由一の活躍がはじまります。この時すでに40歳を超していました。絵が好きで画家になりました、といった甘さは微塵もなく、洋画を日本に普及するのが自分の果たすべき使命だという強い自負にあふれていました。画塾を開き、展覧会を催し、美術雑誌を刊行し、ユニークな美術館建設構想も抱きました。日本には洋画が必要なのだ、ということを必死になって世間にうったえたのです。由一には留学経験がありませんが、本場の西洋画を知らずに写実に挑んだ男が生み出した油絵だからこそ、黒田清輝以降の日本洋画の流れとは一線を画す「和製油画」として日本的な写実を感じさせるのです。 本展では、由一の代表作を網羅し、初期から晩年までの作品を一堂に紹介するほか、イメージソースとなった広重や司馬江漢らの作品、あるいは「由一史料」と呼ばれる文書類もあわせて展示し、「近代洋画の開拓者」高橋由一の魅力を探ります。
    会期
    2012年4月28日(土)〜6月24日(日)
    会期終了
    開館時間
    10:00~17:00(入館は午後16:30まで)
    公式サイト http://yuichi2012.jp/
    会場
    東京藝術大学大学美術館
    住所
    〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8
    050-5541-8600(ハローダイヤル)
    近代洋画の開拓者 高橋由一展のレポート
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    名物芸妓が泣いて怒った写実の迫力
    荒縄で吊るした新巻鮭を描いた《鮭》で知られる、高橋由一(たかはしゆいち)。新たな道を切り開いた日本初の洋画家を振り返る展覧会が、東京藝術大学大学美術館で開催中です。
    会場
    会期
    2012年4月28日(土)~6月24日(日)
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