ダスタニ・シモニ彫刻展

ダスタニは、妖精や蛇をモチーフにして半抽象的な大作を発表し続けてきたマコンデ彫刻の代表作家です。 マコンデ特有の神話や高原での生活を中心に、神蛇や生命の源の「母」としての豊かな乳房の女性をテーマにした作品は、流れるような曲線で創造されています。 ダスタニは、ルブマ川南岸のモザンビークのマコンデ高原で1935年頃に生まれました。彼は、成人になると川を超えタンザニアに渡り、1964年タンザニア共和国の樹立と共に、この新国家の国民になりました。 1970年に首都ダルエスサラームにマコンデ彫刻家の工房「N.A.T」のメンバーとなり、代表作家として活躍してきました。1985年頃から独立して意欲的に作品を制作しでいましたが、1998年に他界しました。