特別展 正倉院宝物と近代奈良の工芸 ─模造と創作 140年の歩み─

    奈良県立美術館 | 奈良県

    当美術館では、正倉院宝物を「いつでも鑑賞したい」という多くの皆様のご要望にお応えして、今回模造復元品の展覧会を開催することといたしました。 東大寺の旧境内にある奈良時代の宝庫「正倉院」には、今も美術工芸品など9千件以上の貴重な文化遺産が大切に守られており、これらは世界に誇る奈良・日本の宝です。 秋の恒例行事として奈良国立博物館で開催される「正倉院展」には、毎年全国から多くのファンが訪れ、華やかな天平文化を感じ、奈良の賑わいを演出しています。 本展覧会では、正倉院宝物を極力忠実に再現した質の高い作品を多数展示し、工芸家の高い技術とともに、奈良時代のデザインの粋をご鑑賞いただけます。 奈良の地に伝わる数多の文化財は大きな魅力ですが、それは昔も同様でした。 例えば明治8(1875)年から開催された奈良博覧会では正倉院宝物をはじめとする文化財が公開され、多くの観覧者を集めました。しかしこの催しの背景には、奈良県の文化財の全容を調査すること、これらの文化財に学んで奈良に新たな産業を興すという、明治という時代ならではの要請がありました。奈良の工人たちは優れた文化財と対峙しながら、模写、模造、原品に学んでの産業振興に取り組んだのです。 明治時代以降の文化財調査・模造事業の流れを振り返りつつ、正倉院宝物などの模造事業が、近代奈良の工芸に何をもたらしたのかを探ります。あわせて、原宝物を極力忠実に復元した模造品の数々から、これらを手がけた工芸家の高度な技術と、その技法の伝承のありようをご覧いただければ幸いです。
    会期
    2013年6月15日(土)〜7月21日(日)
    会期終了
    開館時間
    9:00~17:00(入館は16:30まで)
    料金
    一般 1,000(800)円/大高生 700(500)円/中小生 400(200)円
    ※()内は20名以上の団体料金
    ※身体障がい者手帳・療育手帳及び精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方と介助の方1名は無料
    公式サイト http://www.pref.nara.jp/11842.htm
    会場
    奈良県立美術館
    住所
    〒630-8213 奈良県奈良市登大路町10-6
    0742-23-3968
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