ベニシアと仲間たち展

京都・大原の美しい里山に佇む築１００年になる古民家で、 およそ１５０種類のハーブを育て、手づくりの暮らしを実践するイギリス貴族出身の女性ベニシア・スタンリー・スミスさん。 ＮＨＫの番組「猫のしっぽ　カエルの手」でおなじみの彼女の暮らしを紹介する展覧会が松屋銀座で開催されます。 ベニシアさんは、19歳の頃から貴族社会に疑問を持ち、イギリスを離れインドを旅するようになり、71年に来日。96年に家族とともに京都大原に移住後、ハーブガーデンを作り始め、手づくりの暮らしを実践しています。 この展覧会では、ベニシアさんの生い立ち、彼女の思いがつまったエッセイ、手描きのイラスト、ハーブを用いた手づくりの品や愛用品などを展示、写真と映像を交えながら、自然豊かな京都大原での暮らしぶりが紹介されます。さらに、“ベニシアファッション”の紹介やベニシア流クリスマステーブルセッティング、愛読書コーナーの展示、ご自宅の庭の一部再現をします。これは、本展で初めての紹介です。また、ベニシアさんが京都に住み始めて出会った職人や作家など、こだわりを持って作品を手づくりする仲間たち３０人の紹介もいたします。 なお、9月14日（土）から、映画『ベニシアさんの四季の庭』がシネスイッチ銀座他をはじめとし、全国順次ロードショー公開されます。映画もあわせ、自然と調和し、ていねいにゆっくりと暮らすベニシアさんの世界をどうぞお楽しみください。