清時代の書― 碑学派 ― 鄧石如生誕270年記念

    台東区立書道博物館 | 東京都

    時代には考証学の盛行を背景に、書においても金石(きんせき)資料が注目され、従来の王羲之(おうぎし)を中心とする法帖(ほうじょう)に代わって、青銅器の銘文や石碑の書などが尊ばれるようになりました。金石に書の拠りどころを求めた人たちを「碑学派(ひがくは)」と称し、これまで法帖を学んでいた「帖学派(じょうがくは)」と区別しています。 彼らは、はじめ唐時代の楷書(かいしょ)や漢時代の隷書(れいしょ)に注目していましたが、やがて山野に埋もれていた青銅器や石碑にも視野を広げ、野趣あふれる楷書や篆書(てんしょ)・隷書を中心とする、新たな書風を形成しました。 また、阮元(げんげん)や包世臣(ほうせいしん)らが北碑の書を称揚する理論を提唱したことで、碑学派は清時代の書の主流を占めるようになりました。 今回で11回目を迎える連携企画は、東京国立博物館、台東区立書道博物館の他にも、台東区立朝倉彫塑館を加え、台東区内に近接する3館が連携して、碑学派の主な書人の代表作を紹介し、碑学派の流れを概観します。 従来の書の流れを大きく変えることとなった、清時代の碑学派。学問に裏付けられて生まれた、碑学派の書の魅力をたっぷりとお楽しみください。 東京国立博物館 http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1636 朝倉彫塑館 http://www.taitocity.net/taito/asakura/index.html 書道博物館 http://www.taitocity.net/taito/shodou/
    会期
    2013年10月8日(火)〜12月1日(日)
    会期終了
    開館時間
    9:30~16:30(入館は16:00まで)
    会場
    東京国立博物館平成館、台東区立書道博物館、台東区立朝倉彫塑館連携企画
    住所
    〒110-0003 東京都台東区根岸2-10-4
    03-3872-2645
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