夏休みの親子・家族イベントとして「発明王・エジソン展」を開催します。トーマス・アルバ・エジソン(1847~1931)は、三大発明と言われる、蓄音機(1877)、 白熱電球(1879)、キネトスコープ(映写機・1891)を発明しました。生涯に成し遂げた発明は通信、音、光、映像、エネルギー、家電製品と広範にわたり、取得した特許はあわせて1,093件。まさに「発明王」と呼ぶにふさわしい実績を残しました。20世紀の文明生活を切り拓いたとも言えるエジソンも、小学校では落ちこぼれのレッテルをはられ、3カ月で退校。以降は母・ナンシーと一緒に百科事典を教科書にしながら学び、柔軟で創造性にあふれた発想と、失敗を恐れず挑戦し続ける強い意志を身につけました。本展では、プロローグ…三大発明品の展示、家族と生い立ちなど。 第1章「母の教え」エジソンの幼少時代のエピソードと、彼を天才と呼ばれる大発明家へと育てた母の教育のポイントについて考察。第2章「発明王への道」野菜や鉄道の車内販売などを通じて需要と供給のしくみを学んだエジソンが、やがて発明家への道を歩む過程をたどります。章の後半では、メンロパークに研究所を設立してからのエジソンの歩みを見てゆきます。第3章「発明王の発想」エジソンの発明品の中でも最も有名な、白熱電球と蓄音機と映写機にスポットを当て、発明までの過程とその苦労を検証します。後半では、どうしてエジソンがこれらの画期的な発明を生み出すことができたのか、その発想に焦点をあてます。第4章「エジソンの残したもの」エジソンが晩年まで精力的に活動していたことを、連鎖的に生み出された発明品で追うとともに、その交友関係や日本との交流についても見てゆきます。本展はバンダイ・エジソンコレクションから厳選した約100年前の発明品約100点を都内初公開するものです。また、会場内に体験コーナーを設け、蓄音機等が動く様子も観察できるようにします。さらに、至言も紹介し、日本の未来を担う子どもたちをはじめ、若年層から高齢層まで多くの方々に楽しまれる、好奇心と創造性にあふれた展示によってエジソンの功績と意志を再考し、次世代につなげたいと思います。