隅田川花火の400年

    すみだ郷土文化資料館 | 東京都

    例年、7月の最終土曜日におこなわれる隅田川花火大会。今年は7月30日におこなわれます。歴史的史料では、寛永五年(1628)に浅草寺に来た僧天海を船遊びでもてなした際に花火を上げたのが、隅田川での花火の最初となります。一方、天正十七年(1589)のちの仙台藩主伊達政宗、ついで慶長十八年(1613)徳川家康が観賞したのが、日本における花火の始まりです。このように、日本での花火にはおよそ400年の歴史があり、そのほとんどが隅田川での花火の歴史と重なります。  隅田川の花火は、三俣(のちの永代橋架橋付近)と呼ばれた隅田川河口部でおこなわれていましたが、両国橋が架けられた寛文元年(1661)以降は、両国橋周辺がその名所となりました。隅田川での花火は、5月28日から8月28日まで夕涼みとセットになった形を主としながらも、少なくとも文化六年(1809)以降は川開きを実施しています。このときには、現在私たちが見るような打ち上げ花火が上げられていたことは間違いないでしょう。  この川開きは、鍵屋・玉屋による「広告」効果をねらった花火で、現在全国各地でおこなわれている花火大会の起源となるものです。その後、昭和の2度にわたる中止の時期を乗り越え、現在に至っています。  今回の特集展示では、隅田川花火のおよそ400年間にわたる歴史を、浮世絵やパンフレット、写真資料を中心にしてご紹介します。
    会期
    2016年6月11日(土)〜8月21日(日)
    会期終了
    開館時間
    午前9時から午後5時まで(入館は4時30分まで)
    料金
    個人100円、団体(20人以上)80円、中学生以下と身体障害者手帳、療育手帳、愛の手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方は無料
    休館日 月曜日(祝日の場合は翌日)、第4火曜日、7月18日開館、19日休館
    公式サイト https://www.city.sumida.lg.jp/sisetu_info/siryou/kyoudobunka/info/hanabi400.html
    会場
    すみだ郷土文化資料館
    住所
    〒131-0033 東京都墨田区向島2-3-5
    03-5619-7034
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