開館の日　平和祈念事業 イベント

戦争で親をなくした子どもたちの中には、戦災孤児となり、行くあてもなく街をさまようこととなった方も多くありました。彼・彼女らは戦後の混乱と復興の歩みの中をどのように生きぬいたのでしょうか。 体験者の話と映画「蜂の巣の子どもたち」から見える戦災孤児の姿を通して、戦争の悲惨さや平和の尊さについて考えます。 日時：2016(平成28)年9月18日(日)13：30～16：00 場所：ピースおおさか講堂 ●第一部　映画解説と体験講話 [解説]　片山忠昭氏（国民学校と学童疎開を考える会） [体験者]　荒木準一郎氏 ＜荒木氏プロフィール＞ 幼い頃から両親がおらず、祖母と二人で暮らしていたが、1945(昭和20)年3月13日の大阪大空襲で家が焼け、終戦は集団疎開先で迎えた。しばらく児童養護施設で暮らしていたが、祖母とも死別し、10歳で天涯孤独となり、浮浪生活をおくった。 ●第二部　映画「蜂の巣の子供たち」上映 監督である清水宏が自ら映画プロダクションを作り、孤児たちと素人俳優たちを出演させ、私財を投じて制作したのが本作品。（1948年公開 86分） ＜あらすじ＞ 　復員し、帰るべき家も肉親もいない島村は、下関で8人の孤児たちと、引揚者の女性と知り合う。皆同じような立場で心に通い合うものがあったことから、一同は放浪の旅を開始する。 ＜主催＞ ピースおおさか（公益財団法人 大阪国際平和センター） ＜協力＞ 国民学校と学童疎開を考える会