1980年代後半から2000年代初頭にかけて制作された英国美術に焦点を当てる企画。
サッチャー政権時代(1979-90年)を経験して緊張感漂う英国社会では、既存の美術の枠組みを問い、作品の制作や発表において実験的な試みをする作家たちが数多く登場しました。
当時「ヤング・ブリティッシュ・アーティスト(YBA)」と呼ばれた作家たち、そして、彼らと同時代のアーティストたちは、大衆文化、個人的な物語や社会構造の変化などをテーマとし、絵画、彫刻、写真、映像、インスタレーションなど多様な手法を用いて独創的な作品を発表してきました。
約60名の作家によるおおよそ100点の作品を通じて、90年代の英国美術の革新的な創作の軌跡を検証します。
みどころ1:テート美術館が自ら編んだ、YBAと90年代英国アートの決定版。
みどころ2:ダミアン・ハースト、トレーシー・エミン、ヴォルフガング・ティルマンス、ジュリアン・オピー、ルベイナ・ヒミド、スティーヴ・マックイーンなど。世界のアート史に名を刻むアーティストの作品が集結。
みどころ3:アート×音楽×サブカル×ファッションの熱狂