2011年8月25日(木)、伝統工芸職人を育成する京都府南丹市の学校法人二本松学院は、津波で流された岩手県陸前高田市の国名勝「高田松原」の松を使い、清水寺が所蔵する大日如来坐像の複製品を制作すると発表した。
同坐像は昭和50年に国の重要文化財に指定。普段は境内の宝蔵殿に安置されて、公開されていない。
今年4月、清水寺から公開用の複製品制作を依頼された同学院が被災松の活用を立案。同学院が運営する専修学校「京都伝統工芸大学校」の仏像彫刻コースに所属する学生34人が、組み合わせた複数の材を彫り込む「寄せ木造り」の技法で制作する。
震災発生から丸1年となる2012年3月11日の完成を目指す。
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msn産経ニュース