千葉市美術館で「河井寬次郎と棟方志功 日本民藝館所蔵品を中心に」が開催されている。
日本民藝館が所蔵する陶芸家・河井寛次郎(1890-1966)と板画家・棟方志功(1903-75)の作品を中心に紹介する企画。
日本民藝館は民芸運動の創始者として世界的に知られる柳宗悦(1889-1961)が創設。河井は新進の陶芸家だった時代に李朝の陶磁器と出会い、技術偏重の姿勢から転換、濱田庄司(1894-1978)とともに「民芸」という言葉を創案した。
棟方は民藝館の建築中に大作の板画《大和し美し》をきっかけに柳たちと出会い、河井について「初めて先生とお称(よ)びする方を得ました」と称賛。制作のジャンルは異なりながらも、河井と棟方は師弟として、生涯を通して相互に影響を与え合う関係となった。
展覧会では二人の芸術家の作品を中心とした約240点を展示。日本の美術史上稀な芸術の共鳴と、その機会を生み出したひとりの思想家の眼を紹介する。
「河井寬次郎と棟方志功 日本民藝館所蔵品を中心に」は千葉市美術館で2016年8月28日(日)まで開催。観覧料は一般 1,200円、大学生 700円、小・中学生、高校生は無料。
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