長野県立美術館 水辺テラス 中谷芙ニ子「霧の彫刻」
2017年10月から3年半にわたって整備が進められていた長野県立美術館が完成、リニューアルオープンする。
美術館は1966年に長野県信濃美術館として開館。善光寺に隣接した場所で活動を続けていたが、開館以来50数年を経て全面改築。名称も新たに、長野県立美術館として生まれ変わった。
新たな本館の建物は宮崎浩/プランツアソシエイツによる設計で「ランドスケープ・ミュージアム」がコンセプト。地上3階、延べ1万平米にスペースを拡充し、展示・収蔵機能も大幅に拡充。旧美術館では満たすことのできなかった「公開承認施設」になり、これまでなかった常設展示室も開設された。
隣接する東山魁夷館との間には、中央に共通のエントランス広場が設けられると共に、水景を挟んで向かい合う形とし、より一体的な施設になった。
屋上広場[風テラス]からは善光寺を正面に周囲の山々を見渡すことができる。
長野県立美術館の一般開館は2021年4月10日(土)。完成記念の展覧会は「未来につなぐ~新美術館でよみがえる世界の至宝 東京藝術大学スーパークローン文化財展」など。
長野県立美術館 屋上広場 風テラス
「未来につなぐ~新美術館でよみがえる世界の至宝 東京藝術大学スーパークローン文化財展」 会場