ニュース
    天平彫刻の名品、国宝《十一面観音菩薩立像》が初めて東京に ― 東京国立博物館
    (掲載日時:2021年6月21日)

    東京国立博物館「国宝 聖林寺十一面観音 ~三輪山信仰のみほとけ~」会場 国宝 十一面観音菩薩立像 奈良時代・8世紀 奈良・聖林寺蔵
    東京国立博物館「国宝 聖林寺十一面観音 ~三輪山信仰のみほとけ~」会場 国宝 十一面観音菩薩立像 奈良時代・8世紀 奈良・聖林寺蔵

    奈良県桜井市にある聖林寺の国宝《十一面観音菩薩立像》などの仏像と、仏教伝来以前の日本の自然信仰を示す三輪山禁足地の出土品などを展示して、三輪山信仰を紹介する展覧会が東京で始まる。

    国宝《十一面観音菩薩立像》は、日本を代表する仏像の一つ。法隆寺の国宝《地蔵菩薩立像》などともに、江戸時代までは大神神社(奈良県桜井市)にあった。

    仏教伝来以前の古い日本では、神は山、滝、岩や樹木等に宿ると信じられ、三輪山を御神体とする大神神社ではその形が現在まで続いている。

    展覧会では、奈良時代(8世紀)に造像された数少ない天平彫刻のなかでも、名品と賞される国宝《十一面観音菩薩立像》を東京で初めて展示。

    同じくかつて大神神社にまつられていた法隆寺の国宝《地蔵菩薩立像》や、正暦寺《日光菩薩立像》《月光菩薩立像》も展示される。

    会場には大神神社の三ツ鳥居も再現し、三輪山信仰についても紹介する。

    「国宝 聖林寺十一面観音 ~三輪山信仰のみほとけ~」は東京国立博物館 本館特別5室で2021年6月22日(火)~9月12日(日)に開催。入館料は一般 1,500円など。事前予約制(日時指定券)が導入され、入場にあたっては日時指定券の予約が必要となる。

    東京国立博物館「国宝 聖林寺十一面観音 ~三輪山信仰のみほとけ~」会場 (左)月光菩薩立像
平安時代・10~11世紀 奈良・正暦寺蔵 / (右)日光菩薩立像
平安時代・10~11世紀 奈良・正暦寺蔵
    東京国立博物館「国宝 聖林寺十一面観音 ~三輪山信仰のみほとけ~」会場 (左)月光菩薩立像 平安時代・10~11世紀 奈良・正暦寺蔵 / (右)日光菩薩立像 平安時代・10~11世紀 奈良・正暦寺蔵

    東京国立博物館「国宝 聖林寺十一面観音 ~三輪山信仰のみほとけ~」会場  国宝 地蔵菩薩立像 平安時代・9世紀 奈良・法隆寺蔵
    東京国立博物館「国宝 聖林寺十一面観音 ~三輪山信仰のみほとけ~」会場 国宝 地蔵菩薩立像 平安時代・9世紀 奈良・法隆寺蔵

    このニュースに関連するミュージアム
    おすすめレポート
    学芸員募集
    北海道標津町文化財担当職員募集 [標津町ポー川史跡自然公園]
    北海道
    新居浜市美術館 学芸員募集中 [あかがねミュージアム(新居浜市美術館および新居浜市総合文化施設)]
    愛媛県
    国立科学博物館 事務補佐員(有期雇用職員)募集 [独立行政法人国立科学博物館 上野本館]
    東京都
    つくばエキスポセンター プラネタリウム担当コミュニケーター募集 [つくばエキスポセンター]
    茨城県
    展覧会企画運営スタッフ(正社員)募集  株式会社アートインプレッション [株式会社アートインプレッション]
    東京都
    展覧会ランキング
    1
    東京都美術館 | 東京都
    ミロ展
    開催中[あと23日]
    2025年3月1日(土)〜7月6日(日)
    2
    三菱一号館美術館 | 東京都
    ルノワール×セザンヌ ―モダンを拓いた2人の巨匠
    開催中[あと86日]
    2025年5月29日(木)〜9月7日(日)
    3
    東京国立博物館 | 東京都
    イマーシブシアター 新ジャポニズム ~縄文から浮世絵 そしてアニメへ~
    開催中[あと51日]
    2025年3月25日(火)〜8月3日(日)
    4
    TOKYO NODE | 東京都
    デザインあ展 neo
    開催中[あと102日]
    2025年4月18日(金)〜9月23日(火)
    5
    国立科学博物館 | 東京都
    特別展「古代DNA ―日本人のきた道―」
    もうすぐ終了[あと2日]
    2025年3月15日(土)〜6月15日(日)