東京ステーションギャラリー「小早川秋聲 旅する画家の鎮魂歌」会場
大正から昭和にかけて京都を中心に活躍した日本画家、小早川秋聲(1885-1974)の画業を見渡す初めての大規模な回顧展が、東京で始まる。
小早川秋聲は鳥取生まれ。日本画家の谷口香嶠や山元春挙に師事し、文展や帝展を中心に活躍した。
戦時中は従軍画家として戦地に何度も赴き、数多く戦争画を制作。中でも、亡くなった将校の顔に日章旗がかけられている《國之楯(くにのたて)》は、陸軍が受け取りを拒否した作品としても名高い。
展覧会では、初期の歴史画から、初公開の戦争画、晩年の仏画まで百余点を紹介。小早川秋聲の作品世界を総覧する。
「小早川秋聲 旅する画家の鎮魂歌」は東京ステーションギャラリーで2021年10月9日(土)~11月28日(日)に開催。入館料は一般 1,100円など。
東京ステーションギャラリー「小早川秋聲 旅する画家の鎮魂歌」会場
東京ステーションギャラリー「小早川秋聲 旅する画家の鎮魂歌」会場
東京ステーションギャラリー「小早川秋聲 旅する画家の鎮魂歌」会場