ニュース
    石井柏亭から森村泰昌、福田美蘭まで。マネに魅了された日本人美術家 ― 練馬区立美術館「日本の中のマネ」展
    (掲載日時:2022年9月3日)

    練馬区立美術館「日本の中のマネ ― 出会い、120年のイメージ ―」会場
    練馬区立美術館「日本の中のマネ ― 出会い、120年のイメージ ―」会場

    19世紀のフランスを代表する画家、エドゥアール・マネ(1832‐83)の日本において受容に焦点を当てた展覧会が、東京で始まる。

    画家で美術批評家の石井柏亭は、マネの《草上の昼食》(1863年、オルセー美術館、パリ)からインスピレーションを得て、《草上の小憩》(1904・明治37年、東京国立近代美術館)を制作。

    山脇信徳、安井曾太郎、山本鼎、村山槐多、小磯良平らもマネからの影響を受けている。

    展覧会では、日本に所在する17点のマネの油彩画(パステル画を含む)のうち7点のマネ作品を中心に、印象派や日本近代洋画、そして資料などを含めて約100点を展示。

    明治から昭和初期までに見られる作品や批評を通して、日本における「マネとの出会い」について振り返る。

    現代の日本におけるマネ・イメージを探るため、美術家の森村泰昌や福田美蘭の作品も展示。それぞれの独自の視点で展開するマネ解釈も紹介する。福田美蘭は新作が発表される。

    「日本の中のマネ ― 出会い、120年のイメージ ―」は練馬区立美術館で2022年9月4日(日)~11月3日(木・祝)に開催。入館料は一般 1,000円など。


    練馬区立美術館「日本の中のマネ ― 出会い、120年のイメージ ―」会場
    練馬区立美術館「日本の中のマネ ― 出会い、120年のイメージ ―」会場

    練馬区立美術館「日本の中のマネ ― 出会い、120年のイメージ ―」会場 森村泰昌の作品
    練馬区立美術館「日本の中のマネ ― 出会い、120年のイメージ ―」会場 森村泰昌の作品

    練馬区立美術館「日本の中のマネ ― 出会い、120年のイメージ ―」会場 福田美蘭の作品
    練馬区立美術館「日本の中のマネ ― 出会い、120年のイメージ ―」会場 福田美蘭の作品

    このニュースに関連するミュージアム
    おすすめレポート
    学芸員募集
    地域おこし協力隊(文化財調査・活用促進員)募集します! [小坂町郷土館博物館]
    秋田県
    愛媛県歴史文化博物館 学芸員募集 [愛媛県歴史文化博物館]
    愛媛県
    立命館大学アート・リサーチセンター 社会人スタッフ募集 [京都・海外(米国)]
    京都府
    令和8年度採用 北斎館学芸員を募集します。 [北斎館]
    長野県
    国立国際美術館 研究補佐員(学芸課)募集 [国立国際美術館]
    大阪府
    展覧会ランキング
    1
    東京都美術館 | 東京都
    ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢
    開催中[あと50日]
    2025年9月12日(金)〜12月21日(日)
    2
    上野の森美術館 | 東京都
    「正倉院 THE SHOW -感じる。いま、ここにある奇跡-」
    もうすぐ終了[あと8日]
    2025年9月20日(土)〜11月9日(日)
    3
    出羽桜美術館 | 山形県
    没後40年 有元利夫 優美な絵画世界への誘い
    開催中[あと36日]
    2025年9月5日(金)〜12月7日(日)
    4
    東京国立博物館 | 東京都
    特別展「運慶 祈りの空間―興福寺北円堂」
    開催中[あと29日]
    2025年9月9日(火)〜11月30日(日)
    5
    国立西洋美術館 | 東京都
    オルセー美術館所蔵 印象派ー室内をめぐる物語
    開催中[あと106日]
    2025年10月25日(土)〜2026年2月15日(日)