
東京都庭園美術館「交歓するモダン 機能と装飾のポリフォニー」会場
1910年代から30年代につくられた家具、食器、洋服、絵画、彫刻などを通して、西欧を中心に日本を含む世界各地で現れたモダニズムの姿を紹介する展覧会が、東京で始まる。
モダニズムは機能主義に基づく動向だが、一方でこの時代は大衆消費社会の進展により装飾にも価値が置かれ、「モダン」は対立するふたつの概念を含みながら成熟していったといえる。
展覧会ではウィーン工房をはじめ、ポール・ポワレ、ロベール・マレ=ステヴァン、ソニア・ドローネー、ルネ・エルブスト、バウハウス、ブルク・ギービッヒェンシュタイン美術工芸学校、日本の森谷延雄や斎藤佳三らによる作品・資料を展示。
第一次世界大戦の勃発にみられるように世界が一気に同期し、急速に変化した社会のなかで、作家たちがときに交わり、共鳴しながら探求したさまざまなモダンの形を展観する。
「交歓するモダン 機能と装飾のポリフォニー」は東京都庭園美術館で2022年12月17日(土)~2023年3月5日(日)に開催。入館料は一般 1,400円など。

東京都庭園美術館「交歓するモダン 機能と装飾のポリフォニー」会場

東京都庭園美術館「交歓するモダン 機能と装飾のポリフォニー」会場

東京都庭園美術館「交歓するモダン 機能と装飾のポリフォニー」会場