
千葉市美術館「サムライ、浮世絵師になる!鳥文斎栄之展」
浮世絵の黄金期とされる天明〜寛政期(1781-1801)に活躍した浮世絵師、鳥文斎栄之(ちょうぶんさい・えいし1756−1829)を紹介する初の大規模展が、千葉県で始まる。
鳥文斎栄之は直参旗本である細田時行の長男として出生。御用絵師の狩野栄川院典信に絵を学び、旗本出身でありながら本格的に浮世絵師の道に進み、長身で楚々とした独自の美人画様式を確立。同時代の喜多川歌麿と拮抗する人気を集めた。
浮世絵史に残る重要な作家でありながら、明治時代に多くの作品が海外に流出したこともあり、国内で栄之の全貌を知ることは難しくなっていた。
世界初の栄之展となる今回の展覧会では、ボストン美術館、大英博物館からの里帰り品を含め、国内外から錦絵および肉筆画の名品が集結。初期の様相から晩年に至るまで、栄之の画業を総覧する。
「サムライ、浮世絵師になる!鳥文斎栄之展」は、千葉市美術館で2024年1月6日(土)~3月3日(日)に開催。
観覧料は当日券が一般 1,500円など。2月4日(日)までの前期展と2月6日(火)からの後期展で、大幅な展示替えがある。

千葉市美術館「サムライ、浮世絵師になる!鳥文斎栄之展」

千葉市美術館「サムライ、浮世絵師になる!鳥文斎栄之展」

千葉市美術館「サムライ、浮世絵師になる!鳥文斎栄之展」