ロシアのエルミタージュ美術館から、オールドマスターの名画を紹介する展覧会が開催される事となり、2016年10月27日(木)、都内で記者発表が行われた。
かつての帝政ロシアの首都、サンクトペテルブルクにあるエルミタージュ美術館は、女帝エカテリーナ2世が絵画を取得した事からスタートし、現在では所蔵作品310万点、絵画だけでも1万7千点を数える、世界屈指の美術館。2014年に創立250年を迎えた。
今回の展覧会は、エルミタージュの絵画コレクションの中でも特に充実している、16世紀ルネサンスから17・18世紀のバロック・ロココの「オールドマスター」の作品のみで構成。計85点の油彩を、地域別に紹介する。
第1章「イタリア:ルネサンスからバロックへ」
第2章「オランダ:市民絵画の黄金時代」
第3章「フランドル:バロック的豊穣の時代」
第4章「スペイン:神と聖人の世紀」
第5章「フランス:古典主義的バロックからロココへ」
第6章「ドイツ・イギリス:美術大国の狭間で」
ティツィアーノ、レンブラント、ルーベンスなど良く知られる巨匠の作品の他に、エカテリーナ2世の最初のコレクションに含まれていたフランス・ハルス《手袋を持つ男の肖像》、息子パーヴェル1世が母のために購入したポンペオ・ジローラモ・バトーニ《聖家族》など、古くからの所蔵品も出品される。
展覧会のテーマソングは、宇多田ヒカルさんの「人魚」に決定。宇多田ヒカルさんの楽曲が美術展のテーマソングになるのは初めて。
「大エルミタージュ美術館展 オールドマスター西洋絵画の巨匠たち」は、東京・港区の森アーツセンターギャラリーで2017年3月18日(土)~6月18日(日)に開催。観覧料は一般 1,600円、大学生 1,300円、中高生 800円。10月27日(木)~12月15日(木)までの50日限定で早割チケット(1,000円)が発売。2017年1月16日(月)からは、通常料金よりそれぞれ200円引きの前売り券が発売される。
東京展の後に愛知県美術館(2017年7月1日~9月18日)、兵庫県立美術館(2017年10月3日~2018年1月14日)に巡回する(予定)。
「大エルミタージュ美術館展」のチケットはこちら | |
|
発信:
インターネットミュージアム>
大エルミタージュ美術館展 公式ページ