2011年6月1日(水)、名古屋市博物館は、愛知県あま市の甚目寺(じもくじ)三重塔にある県指定文化財の木像「愛染明王坐像」の内部から、愛染明王の小さな木像が見つかったと発表した。
胎内像は高さ6.6センチのビャクダン一木造りで、ほぼ全身が朱色に、衣は青や緑に、冠は白に塗られていた。
坐像はヒノキの寄せ木造りで、鎌倉時代後期の1284年以前の作。密閉された容器内にあったため胎内像は当時の彩色を残しており、こうした例も珍しいという。
胎内像は2011年7月16日(土)~8月28日(日)、坐像とともに同館で公開される。
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