千葉市美術館のエントランス さや堂ホール
施設改修のために昨年12月から休館していた千葉市美術館がリニューアルオープンする事となり、報道陣に公開された。
これまで区役所との複合施設だったフロアが改修され、建物すべてが美術館になった。
5階には、館蔵の浮世絵や近世絵画、現代美術を展示する常設展示室を新設。初回の常設展示は「描かれた千葉市と房総の海辺/美人画百花 描かれたひとびと/特集 草間彌生」で、8月2日(日)まで。
4階には参加・体験型のアーティストプロジェクトを展開する子どもアトリエ「つくりかけラボ」も設置。アーティストが滞在制作をおこない、訪れた人びとと関わりながら、空間に合わせたインスタレーションを制作する。初回は「遠藤幹子|おはなしこうえん」で、12月13日(日)まで。
同じく4階には美術にまつわる図書約4,500冊をそろえたオープンな図書室「びじゅつライブラリー」も設置。子どもがアートと初めて出会う絵本や児童書を数多く配架する。
1階のさや堂ホール(旧川崎銀行千葉支店)は美術館のエントランスとなり、カフェ、ショップが新設される。
拡張リニューアル後第1弾の企画展は「帰ってきた! どうぶつ大行進」。2012年に開催された人気企画展「どうぶつ大行進」のバージョンアップ版で、その後コレクションに加わった作品も多数交え、江戸時代の絵画や版画を中心に、展示総数約230点で室町から昭和の時代まで古今の多彩な動物イメージを紹介する。9月6日(日)まで。
一般オープンは7月11日(土)10時。観覧料は一般 800円など。
企画展「帰ってきた! どうぶつ大行進」
常設展示室「特集 草間彌生」
関連サイト 千葉市美術館