マーク・マンダース《4つの黄色い縦のコンポジション》2017–2019 Photo: EPW STUDIO Courtesy: Zeno X Gallery, Antwerp & Tanya Bonakdar Gallery, New York
ベルギー出身のミヒャエル・ボレマンス(1963-)と、オランダ出身のマーク・マンダース(1968-)という二人の美術家の作品を紹介する展覧会が、金沢21世紀美術館で始まる。
ミヒャエル・ボレマンスはベラスケスやマネなど伝統的な西洋絵画の技法とテーマに強い関心を寄せ、想像的な世界の窓を開く普遍的な言語として絵画を制作。
マーク・マンダースは「建物としてのセルフ・ポートレイト」をコンセプトに、身体の断片が印象的な彫刻作品を発表している。
共に1960年代生まれで、ベルギー、オランダと生まれた地域が近く、同じベルギーを拠点に制作しているという共通点を持つ両者だけの作品で空間構成する展覧会は、国内外で初めて。
両者は展覧会担当キュレーターを交えながら、お互いの作品選びや展示空間に合わせた展示構成などを構想。展覧会タイトル「ダブル・サイレンス」も、二人の対話を通じて決定した。
二人の作品と妹島和世+西沢立衛 / SANAA が設計した金沢21世紀美術館の建築がどのように対話をするかも見所となる。
「ミヒャエル・ボレマンス マーク・マンダース|ダブル・サイレンス」は金沢21世紀美術館で、2020年9月19日(土)~2021年2月28日(日)に開催。観覧券は一般 1,000円。日時指定のWEBチケットが必要。
ミヒャエル・ボレマンス《オートマト(I)》2008 作家蔵 ©Photo: Peter Cox Courtesy: Zeno X Gallery, Antwerp
金沢21世紀美術館「ミヒャエル・ボレマンス マーク・マンダース|ダブル・サイレンス」会場