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    日本初の建築運動「分離派建築会」の軌跡をたどる ― パナソニック汐留美術館
    (掲載日時:2020年10月9日)


    パナソニック汐留美術館「分離派建築会100年 展」会場

    大正時代に活動し、日本で最初の建築運動とされる「分離派建築会」にスポットを当てた展覧会が港区で始まる。

    分離派建築会は大正9(1920)年、東京帝国大学建築学科の卒業をひかえた石本喜久治、瀧澤眞弓、堀口捨己、森田慶一、矢田茂、山田守によって結成。後に大内秀一郎、蔵田周忠、山口文象が加わり、昭和3(1928)年まで作品展と出版活動が続けられた。

    活動期間が短かったこともあり現在の知名度は高いとはいえないが、分離派建築会の散会後、メンバーはそれぞれ設計事務所の社長や大学教授といった要職につき、日本の建築界で重要な役割を担っている。

    展覧会では分離派建築会を明治時代の様式建築と1930年代以降のモダニズム建築をつなぐ存在として再検証。図面、模型、写真、映像、さらには関連する美術作品によって、変革の時代を駆け抜けた彼らの軌跡を振り返る。

    「分離派建築会100年 展」はパナソニック汐留美術館で2020年10月10日(土)~12月15日(火)に開催。入館料は一般 800円など。日時指定などは導入されない。


    関連サイト:パナソニック汐留美術館 公式サイト

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