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    レポート
    宝塚歌劇100年展-夢、かがやきつづけて-
    東京国際フォーラム | 東京都
    100年変わらぬ、憧れの舞台
    女性だけが舞台で演じ、歌い、踊る、世界でも類例をみない舞台芸術の宝塚歌劇。1914年の初演から、今年、100年目を迎えました。華やかな衣装や写真、貴重な資料などで百年の歩みをたどる展覧会。名古屋、福岡、神戸の巡回を経て、フィナーレの東京展が待望の開催です。
    『眠らない男・ナポレオン』の衣装
    舞台模型 グランド・レビュー『TAKARAZUKA 花詩集100!!』
    歌劇『ドンブラコ』の写真など、歴史的な資料も
    月刊雑誌『宝塚グラフ』
    『伯爵令嬢』の衣装
    近年の演目のポスター
    『エリザベート』の衣装
    歴代のタカラジェンヌからのスターメッセージ
    大階段の前では、背負い羽根やシャンシャンを身に着けて写真撮影できます
    会場には、100周年記念の今年に上演された舞台写真がずらりと並び、一気に宝塚の世界に惹きこまれます。東京展からはさらに写真も追加。また、10月に開催された大運動会の写真も展示されています。

    また、公演ごとにデザインが違い、フィナーレで用いられる小道具のシャンシャンが、会場内のいたるところで彩りを添えます。


    会場入口から

    第2章では宝塚歌劇の歴史を紹介。タカラヅカは、小林一三が創設した宝塚少女歌劇の第一回公演『ドンブラコ』から出発しました。会場には写真や楽譜、公演パンフレットなど、貴重な資料が並びます。また、宝塚を紹介する雑誌「歌劇」「宝塚グラフ」も展示。こちらも長い歴史を誇ります。

    激動の歴史を振り返るコーナーは映像も豊富。じっくり見ると、100年の歴史の重さを感じます。


    百年の歩みを振り返る貴重な資料

    会場内には各所に舞台衣装が展示されています。こちらは今年上演された5組の衣装。人気演目の『エリザベート』や『ベルサイユのばら』など、いつもは間近で見られない衣装が目の前に。華やかなドレスや豪華な軍服など、取材時もファンの方が熱心に衣装の細部まで見ていた姿が印象的でした。


    豪華な衣装の数々。デザイナーとコラボした衣装も(着物は久保田一竹美術館蔵)

    また『ベルサイユのばら』公演で実際に使用した「オスカルの部屋」の舞台セットがで再現され、写真撮影が可能です。

    宝塚歌劇の代名詞とも言える大階段は会場の最後に登場。ここでは背負い羽根を着けて写真撮影が可能です。シャンシャンを持ってポーズを取れば、タカラジェンヌ気分が味わえます。


    背負い羽根を身に着けて撮影できるスポットも

    会期中は宝塚歌劇団OGや現役生が連日トークショーなどに登場。イベントも盛りだくさんで楽しめます。(詳細は公式HPをご覧ください)

    見どころたっぷりで、宝塚ファンは見逃せない展覧会、残念ながら会期は短めです。お見逃しなく。
    [ 取材・撮影・文:川田千沙・古川幹夫 / 2014年12月16日 ]

    ©宝塚歌劇団

    宝塚歌劇 華麗なる100年宝塚歌劇 華麗なる100年

    朝日新聞出版 (編集)

    朝日新聞出版
    ¥ 1,728

    料金一般当日:1,400円
     → チケットのお求めはお出かけ前にicon

     
    会場
    会期
    2014年12月16日(火)~12月28日(日)
    会期終了
    開館時間
    9:00~17:00
    住所
    東京都千代田区丸の内3丁目5番1号
    電話 03-5221-9000
    公式サイト http://www.nikkei-events.jp/takarazuka100/
    料金
    一般 1,400(1,200)円/大学・高校生 700円/中学生以下 無料
    ※()内は20名以上の団体料金
    ※障がい者手帳等をご提示の方とその付添者(1名)は無料。
    展覧会詳細 「宝塚歌劇100周年記念 宝塚歌劇100年展-夢、かがやきつづけて-」 詳細情報
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