-戦後60年- 無言館 遺された絵画展

    東京ステーションギャラリー | 東京都

    平成17(2005)年は終戦から60年となります。戦争中、数多くの若い生命が戦地に駆り出され、戦場のツユと消えました。そうした中には、画家になることを一心に夢み、生きて帰って絵を描きたいと叫びながら死んでいった一群の画学生たちがいました。 戦没画学生慰霊美術館「無言館」は、そうした画学生たちが遺した作品と、生前の彼らの青春の息吹を伝える遺品の数々を末永く保存・展示し、今を生きる私たちの精神の糧にしてゆきたいという画家・野見山暁治氏(昭和18年東京美術学校卒・東京芸大名誉教授)の積年の希いをもとに、平成9年「信濃デッサン館」の館主・窪島誠一郎氏が、その分館として全国3000余名にもおよぶ協力者の芳志により開館したものです。 また、無言館がオープンしてからその活動に賛同する新たな戦没画学生の遺族による作品の寄託希望が相次ぎ、その数は600点を超えるまでになりました。絵を預けながら展示スペースの関係で未だ展示されていない遺作も数多くあります。 本展はそれら収蔵作品の中から未陳の作品を中心に、他館の戦没画学生の収蔵作品も併せ、58名の約130点の日本画・油彩・彫刻などの遺作と遺品資料を展示します。 「卒業をしたら戦地に引っ張り出される、まして戦地に行けば帰れないかもしれない、と分かっている。分かった上で、なおかつ絵を描く喜びに燃えていた」画学生のひたむきで初々しい情熱に溢れた気持ちが、平和な現代の我々に切々と訴えてきます。現代人が忘れかけている「家族の絆」や「ふるさとへの郷愁」、「生きている喜び」など人間が本来的に持つ濃密な感情といったものを、多くの遺作を通して感じ取っていただければと思います。
    会期
    2005年2月5日(土)〜3月21日(月)
    会期終了
    開館時間
    10:00~18:00
    ※金曜日は20:00まで
    ※入館は閉館の30分前まで
    料金
    一般 600円、大高生 400円、中小生 無料 ※前売券及び20名以上の団体は100円引き ※前売券はJR東日本のみどりの窓口とびゅうプラザにて1月29日[土]より3月21日[月・祝]まで発売
    休館日 毎週月曜日〔但し3/21(月)は開館〕
    会場
    東京ステーションギャラリー
    住所
    〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-9-1 JR東京駅 丸の内北口 改札前
    03-3212-2485
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