モディリアーニ展

　モディリアーニはしばしば、35歳で没した悲劇的なボヘミアン画家というイメージで語られてきました。 　しかし近年では、その短い画業を通じて原始美術を理知的に分析しながら西洋美術の造形理念との結合を試み、革新的な芸術創造に結びつけた最初の画家だったということが、明らかになってきています。 　本展には、いままで日本では紹介されていない作品も多く含まれ、全油彩作品がわずか400点にすぎないと言われるモディリアーニの展覧会としては、世界的にも最高の出品数と質を兼ね備えた大回顧展となるでしょう。