生誕130年 松岡映丘-日本の雅-やまと絵復興のトップランナー

    練馬区立美術館 | 東京都

    兵庫県に生まれた松岡映丘(えいきゅう)(1881~1938)は儒学者の父、民俗学者の柳田國男をはじめ歌人、言語学者らを兄にもつ学者一家に育ちました。東京美術学校を首席で卒業、平安・鎌倉期の絵巻物や有職故実を丹念に研究し、『源氏物語』をはじめとした古典文学に取材した王朝貴族、鎧武者たちを優美に、叙情豊かに描き、やまと絵の再興に努めています。しかし、その表現は古典だけにはとどまらず、近代的な造形感覚を加味した「新興大和絵」を展開していきました。そうした成果が《右大臣実朝》へと結実し、初代水谷八重子をモデルとした《千草の丘》で、よりモダンな作品へと花開いていきます。「古典の教養に立脚して時代に生きよ」と弟子たちに語った言葉はまさに映丘の画業そのままを表している言葉といえるでしょう。  30年ぶりの大規模な回顧展となる本展では、映丘16歳の最初期の作品から晩年にいたる約70点の作品に加えて、映丘の生家に残されたスケッチ、画稿類合わせて20点余りを展示し、その画業を紹介するものです。
    会期
    2011年10月9日(日)〜11月23日(水)
    会期終了
    開館時間
    10:00~18:00
    ※入館は、原則として17:30まで
    公式サイト http://www.city.nerima.tokyo.jp/manabu/bunka/museum/tenrankai/matsuokaeikyu2011.html
    会場
    練馬区立美術館
    住所
    〒176-0021 東京都練馬区貫井1-36-16
    03-3577-1821
    生誕130年 松岡映丘-日本の雅-やまと絵復興のトップランナーのレポート
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    「やまと絵」再興の巨匠、30年ぶりの回顧展
    大正・昭和初期にかけて活躍した日本画家、松岡映丘(まつおかえいきゅう)。古典文学を題材に卓越した画力で王朝貴族や鎧武者たちを描き、平安以来の日本の古典絵画「やまと絵」の再興に情熱を注ぎました。
    会場
    会期
    2011年10月9日(日)~11月23日(水)
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