「記憶の島 ― 岡本太郎と宮本常一が撮った日本」 展

    川崎市岡本太郎美術館 | 神奈川県

    岡本太郎は、1957年から雑誌『芸術新潮』の「藝術風土記」連載のため日本各地をカメラ片手に、飛び回ります。その後も1966年まで岡本は、北は北海道から南は沖縄まで集中的に日本を取材し、数多くの写真を撮影しました。 岡本太郎以上に「日本」をまわりながら、数多くの写真を撮った民俗学者に宮本常一がいます。宮本は戦前から日本をくまなく回り、日本の民衆の生活をつぶさに見ながら調査しました。宮本の師であり、公私にわたってバックアップしてきた財界人であり、民俗学者・渋沢敬三は宮本の旅する軌跡を称して「日本列島の白地図の上に、宮本くんの足跡を赤インクで印していくと、日本列島は真っ赤になる。」と述べています。宮本は、様々な調査を行いながら数多くの写真を残しました。宮本は写真を「記憶の島」と云い、また民俗学の大事なツールと捉え、写真民族誌(あるいは映像人類学)につながる方向性を示したのではないでしょうか。 本展は、岡本や宮本が撮影した写真を中心に、二人が共に関心を持っていたオシラ様や縄文土器、なまはげの面などもあわせてご紹介します。 この展覧会は、二人の写真を並べることで見えてくるそれぞれの写真の違いと共通点の中に「日本」そして「民衆」の姿を見ながら、高度成長(近代化)で失われたものを再発見しようという試みの展覧会です。二人が捉えた「日本」の形象が、現在の日本を再考する機会になればと思います。
    会期
    2012年7月21日(土)~10月8日(月・祝)
    会期終了
    開館時間
    9:30~17:00(入館は16:30まで)
    料金
    一般 800(640)円 / 高大学生・65歳以上 600(480)円 /
    中学生以下 無料
    ※本料金で常設展もご覧いただけます
    ※( )内は20名以上の団体料金
    休館日 月曜日(祝日を除く) 、祝日の翌日(土日を除く)
    公式サイト http://www.taromuseum.jp/
    会場
    川崎市岡本太郎美術館
    住所
    〒214-0032 神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5 生田緑地内
    044-900-9898
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