BODY/PLAY/POLITICS

    横浜美術館 | 神奈川県

    本展で紹介するのは、人間の身体や集団としての行動、超自然的な存在など、歴史を通じて作り上げられた身体が生み出すイメージの数々をモチーフに、それぞれの角度から作品化していく現代の作家たちの作品です。 わたしたちはしばしば、ある身体に対して「健康/不健康」とか、「美しい/醜い」といった感覚を抱いたり、特定の行動の中に「典型的な日本人」といった形容で何かの集団を代表するイメージを思い描くことがあります。あるいはほんの少しその印象が食い違うだけで、とても奇妙な感覚を覚え、全く異なる意味を感じ取ってしまうこともあるでしょう。 肌の色、民族や宗教、性差や生活のスタイルまで、さまざまな違いのある人々が同居する世界では、個々の身体が持つ色や形状、振る舞いなど、本来特定の意味などなかったはずのものにも長い時間の中で価値の差別化が生じ、不幸な歴史へと繋がったことも少なくありません。 展示は、アフリカ風の更紗を用いた作品で知られるイギリスの作家インカ・ショニバレ MBE、マレーシアの女性作家イー・イラン、映画監督としても知られるタイのアピチャッポン・ウィーラセタクン、ベトナムを拠点に活躍するウダム・チャン・グエン、日本からは注目の作家、石川竜一と田村友一郎の6作家によるインスタレーションをはじめ、会期中のライブ・パフォーマンスや、ダンスのワークショップなどで構成されます。また、「横浜ダンスコレクション2017」とも連携し、美術とダンスの両面から身体が生み出す表現を掘り下げます。 ヨーロッパとアフリカ、東南アジア、そして日本。本展出品の6作家の作品には、詩的に、時にユーモア溢れる表現で、身体を通じて立ち現れる歴史と向き合い、未来へ向けて新たな意味を見出していこうとする姿が見えてくることでしょう。
    会期
    2016年10月1日(土)〜12月14日(水)
    会期終了
    開館時間
    10:00~18:00
    (入館は閉館の30分前まで)
    料金
    一般 1,500(1300/1400)円/大学・高校生 1,000(800/900)円/中学生 600(400/500)円
    ※小学生以下無料
    ※()内は前売/20名以上の団体
    休館日 木曜日(ただし11月3日[木・祝]は無料開館)、11月4日(金)
    公式サイト http://yokohama.art.museum/index.html
    会場
    横浜美術館
    住所
    〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1
    045-221-0300
    BODY/PLAY/POLITICSのレポート
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    「身体」をめぐる、6者の競演
    ヨーロッパとアフリカ、東南アジア、日本と、地域が異なる6人の現代美術作家。人間の身体や集団としての行動、超自然的な存在など、歴史を通じて作り上げられた身体が生み出すイメージの数々をモチーフにした作品を紹介している展覧会が、横浜美術館で開催中です。
    会場
    会期
    2016年10月1日(土)~12月14日(水)
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