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アヴァンギャルドな江戸絵画 ── 東京都美術館で「奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド」
(掲載日時:2019年02月08日)

2019年2月8日(金)、東京・台東区の東京都美術館で「奇想の系譜展」のプレス向け内覧会が開催された。
美術史家の辻惟雄氏が1970年に著した「奇想の系譜」で取り上げた画家らの代表作で構成する展覧会。
「奇想の系譜」は岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曽我蕭白、長沢芦雪、歌川国芳を紹介。これらの絵画はそれまであまり書籍や展覧会で紹介されたことがなかったが、辻氏は自由で斬新な発想に着目。現在では、かつては江戸時代絵画史の傍流とされてきた画家たちが、高い人気を集めている。
展覧会では「奇想の系譜」で取り上げられた6名に、白隠慧鶴、鈴木其一を加えた8名で構成。
海外からもプライス・コレクションから若冲、芦雪、其一の優品が出品されるとともに、米国・キャサリン&トーマス・エドソンコレクションから、其一《百鳥百獣図》が初の里帰り。
若冲《梔子雄鶏図》《鶏図押絵貼屏風》、芦雪《猿猴弄柿図》など、新発見や初公開の作品も多数出品される。
展覧会では辻氏が特別顧問を務め、辻氏の教え子でもある山下裕二氏(明治学院大教授)が全体を監修する。
「奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド」は東京都美術館で、2019年2月9日(土)~4月7日(日)に開催。観覧料は一般 1,600円、大学生・専門学校生 1,300円、高校生 800円、65歳以上 1,000円、中学生以下は無料。前売りはそれぞれ200円引きで2019年2月8日(金)23:59まで発売。
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