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のぞいてびっくり江戸絵画 ─ 科学の眼、視覚のふしぎ ─

■テクノロジー×アート、200年前のコラボ
【会期終了】 蘭学の振興とともに、顕微鏡や望遠鏡などの新しい光学装置が海外から入ってきた江戸時代後期の日本。新しい科学技術は、絵画の表現にも大きな影響を与えました。
ぐっと拡大したり、遠くに離れたり、角度を変えたり…。江戸時代の絵師らは、新しい技術によって手に入れた知見を、さまざまな形で表現していきました。

展覧会の目玉のひとつが、秋田蘭画の創始者のひとり、小田野直武(おだのなおたけ)による《不忍池図》(重要文化財)です。秋田蘭画は伝統的な日本画の画材を使いながらも、西洋画の影響を受けた構図・画題で描かれた絵画で、ごく短い期間のみ久保田潘(秋田藩)で描かれました。強調された遠近法で、何となく落ち着きが悪いように感じます(展示は4/21まで)。


会場入口から

館の吹き抜け部には体験できるコーナーは、子ども連れでも楽しめそうです。

壁面の穴から覗けるのは、錦絵を切り取り、組み立てて楽しんだ「立版古(たてばんこ)」。台上の歪んだ絵は「鞘絵(さやえ)」で、刀の塗り鞘などを立てて湾曲した表面に写すことで、正常な形を見ることができます。


吹き抜け部には体験コーナーも

16世紀末にオランダで発明された顕微鏡が日本に流入したのは、18世紀半ば。江戸時代後期には和製の顕微鏡も制作されました。

顕微鏡で見た雪の結晶は、今まで知らなかった驚きの世界でした。幾何学的な文様は人々の心をとらえ、錦絵や工芸品に取り入れられました。


第3章「<顕微鏡>で覗くミクロの世界」

博物学も、西洋から入ってきた新しい知識です。動植物の姿をあくまでも忠実に写し取った博物画は、粉本を踏襲したそれまでの花鳥画とは全く異なります。

「美しいものを描く」行為とは対局にある博物画ですが、冷徹な視線で描かれた作品からは、逆に研ぎ澄まされた美が漂ってくるようです。


第4章「<博物学>で観察する」

200年前にも実現していた、テクノロジーとアートのコラボレーション。とてつもなく長い望遠鏡や、凸レンズがついた「反射式覗き眼鏡」など実機も含め、幅広いジャンルの展示作品でお楽しみください。
[ 取材・撮影・文:古川幹夫 / 2014年3月28日 ]

秋田蘭画の近代―小田野直武「不忍池図」を読む

今橋 理子 (著)

東京大学出版会
¥ 6,825

料金一般当日:1,300円
 → チケットのお求めはお出かけ前にicon

 
会場サントリー美術館
開催期間2014年3月29日(土)~5月11日(日)
所在地 東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3F
TEL : 03-3479-8600
HP : http://suntory.jp/SMA/
展覧会詳細へ のぞいてびっくり江戸絵画 ─ 科学の眼、視覚のふしぎ ─ 詳細情報
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