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没後150年 坂本龍馬

■手紙から見える、スーパースターの実像
【会期終了】 犬猿の仲だった薩摩と長州を結びつけ、大政奉還を実現した坂本龍馬。突然の襲撃により命を落としてから、今年でちょうど150年になります。時代を変えたスーパースターの実像に迫る展覧会が、東京に巡回してきました。
展覧会の英語サブタイトルは「JAPAN'S FAVORITE HERO」。坂本龍馬は小説・TVドラマ・マンガなどでも繰り返し描かれ、歴史上の人物としては間違いなく人気ナンバーワンの存在です。

龍馬に対する関心が高い事から、龍馬にまつわる研究は今でも進んでおり、新資料が発見される事も。本展では近年の研究成果も踏まえながら、龍馬の実像に迫っていきます。

まずは龍馬周辺の資料から。志半ばで非業の死を遂げた龍馬の朋友・武市半平太の自画像や、龍馬の婚約者・佐那の名も見える北辰一刀流の目録など、龍馬好きにはたまらない資料が並びます。


会場入り口から

展覧会の大きな特徴といえるのが、龍馬が書いた数々の書状。龍馬の直筆手紙がこれだけ揃うのは極めて異例です。

龍馬が書く手紙は、兄の権平や目上の人に宛てたものは常識的な文面ですが、姉の乙女や姪の春猪など気のおけない人に対しては、極端に砕けた表現になります。

会場には、楽しい絵入りの手紙や、巻紙を何度か反転させながら書いた手紙なども。龍馬の自由奔放な生きざまが透けて見えるようです。

原文のままではなかなか読みにくいですが、会場では現代文で解説されていますので、龍馬の想いをじっくりお楽しみいただけます。


龍馬直筆の手紙が並びます

展示物としては、これが目玉でしょう。龍馬が近江屋で暗殺された時に所持していた愛刀、「陸奥守吉行」こと《刀 銘吉行 坂本龍馬佩用》は、会場後半で紹介されています。

刀は大正時代の火事で被災し、「吉行」の刀らしい反りや刃文がないため、由来を疑問視する声もありましたが、文化財用のスキャナーで再調査したところ、独特の刃文を確認。坂本家に伝わる書状から、被災の後に研ぎ直した事も分かり、本物であると結論づけられました。

例の刀剣ゲームにも登場する刀なので、展示ケースの前には若い女性が多いと思いますが、私のようなシニアの龍馬ファンも見逃すわけにはいきません。


「陸奥守吉行」こと《刀 銘吉行 坂本龍馬佩用》

巡回展として開催されている本展。東京展では江戸東京博物館が所蔵する「幕府軍艦第二長崎丸関係資料」も紹介されています。

黒船の衝撃から、日本においても海軍の充実を目指した龍馬。勝海舟に心酔し、神戸港海軍操練所の設立に奔走しました。会場最後は、深い師弟愛で結ばれていた勝海舟と龍馬の肖像で終わります。


勝海舟の資料も

誰もが幕府や藩を第一に考えていた時代において、ただひとり国全体を視野に入れていた坂本龍馬。龍馬に興味を持ったきっかけは、司馬遼太郎でも、福山雅治でも、刀剣乱舞でも構いませんが、その実像は、ぜひ会場の現物資料でお楽しみください。

[ 取材・撮影・文:古川幹夫 / 2017年4月28日 ]

※会期の途中で展示替えがあります

お~い!竜馬 (1)お~い!竜馬 (1)

武田 鉄矢 小山 ゆう

小学館
¥ 669

料金一般当日:1,350円
 → チケットのお求めはお出かけ前にicon


■没後150年 坂本龍馬 に関するツイート


 
会場江戸東京博物館
開催期間2017年4月29日(土)~6月18日(日)
所在地 東京都墨田区横網1-4-1
TEL : 03-3626-9974(代表)
HP : http://ryoma2017.com/
展覧会詳細へ 没後150年 坂本龍馬 詳細情報
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