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禅僧の交流―墨蹟と水墨画を楽しむ―

■禅僧の名品で再オープン
【会期終了】 2009年に現在の建物で新装開館してから、初の長期休館に入っていた根津美術館。約2カ月にわたる設備改修工事が終了し、ついに再オープンとなりました。リニューアル後の第一弾は、禅僧による墨蹟と水墨画の名品展です。
設備整備のため7月9日(月)から休館していた根津美術館。展示室が大きく変わったわけではありませんが、アプローチの敷石が張り替えられるなど、各所を手直し。化粧直しした姿での再オープンとなりました。

本展は3章構成で、第1章「海を渡り交流する禅僧たち」から。日本と中国の間で僧侶の交流が最も盛んだったのは、13世紀半ばからの約100年間。日本の僧が中国に留学した他、中国からも高名な禅僧が数多く来日しました。参禅した日本の僧が、その証として書いてもらった印可状や道号偈が、今日まで大切に守り伝えられています。

2章は「師弟間の関わり」。多くの禅僧の名前が登場する中で、ぜひ覚えていただきたいのが無準師範(ぶじゅんしはん)。中国・南宋の高僧で、京都・東福寺開山の円爾(えんに)も直弟子です。無準を写実的に描いた見事な肖像画は、無準の偉大さを示しています。

3章は「禅僧と水墨画」。水墨画の画面上部に、絵画を鑑賞した僧の詩が入っている「詩画軸」。中国の文人文化にならって成立した日本の文化サークルの中から生まれた、独自の様式です。

展示室2には、関東で活躍した画僧たちも紹介されています。昨年、大規模展が開かれた雪村も、関東の画僧(常陸国生まれ)。各地で交流を持ちながら、東北まで遍歴しています。



根津美術館の展覧会は、規模が大きな「特別展」と、やや小規模の「企画展」(入場料も異なります)。本展は「企画展」ですが、他館からの出展も多く、「特別展」に匹敵する規模となりました。

禅僧にちなんだ企画という事もあり、美術館の中二階では、庭に向かって座禅に挑戦できるスペースも設置されました(根津美術館では初めての試みです)。お時間がある方は、ぜひトライしてみてください。

また根津美術館では、早くも2019年度の展覧会予定も発表されました。特別展は燕子花図、江戸の茶の湯、虎屋のおひなさま、というラインナップ。企画展も含めて、このページにまとめました。

[ 取材・撮影・文:古川幹夫 / 2018年8月31日 ]

フランス人がときめいた日本の美術館フランス人がときめいた日本の美術館

ソフィー リチャード(著),山本 やよい(翻訳)

集英社インターナショナル
¥ 2,376

 
会場根津美術館
開催期間2018年9月1日(土)~10月8日(月・祝)
所在地 東京都港区南青山6-5-1
TEL : 03-3400-2536
HP : http://www.nezu-muse.or.jp/
展覧会詳細へ 禅僧の交流―墨蹟と水墨画を楽しむ― 詳細情報
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