赤穂市立田渕記念館は、当地で江戸時代前期より塩田、塩問屋などを営んできた「田渕家」より平成6年10月に美術品、古文書類が赤穂市に寄贈され、それを展示保存する施設として平成8年度に建設されました。寄贈された美術品は日本画、書、茶道具、婚礼具など多岐にわたっております。その中でも茶道具はその数も多く、季節感を大切にした展示をいたしております。建物は隣接する田渕邸の土壁や周囲の景観と調和を配慮した和風の外観で、内部には露地と14畳の和室があり展示室として利用するとともに茶室としての機能も備えています。