>三井記念美術館コレクション特別展「国宝の名刀『日向正宗』と武将の美」会場より 国宝《日向正宗》
ゲーム『刀剣乱舞』でキャラクター化されている国宝の短刀《日向正宗》をはじめ、館蔵の名刀を中心に、刀装具や甲冑、武将の画像や大名家伝来の茶道具や雛道具など「武将の美」を紹介する展覧会が、三井記念美術館で始まる。
同館には、数は少ないながらも国宝、重要文化財に指定されている名刀が伝来。展覧会では国宝2点、重要文化財7点を含む同館が所有する名刀すべてを展示する。
あわせて展示されるのは、武将や大名家が所持した茶道具や刀装具・雛道具などの漆工品、酒呑童子絵巻や能面、武者絵の漆絵額や、春日大社に伝わった鎌倉時代の大鎧を昭和初期に厳密に写した甲冑(寄託品)など。展覧会初公開となる作品も多く含まれている。
江戸時代、幕府や紀州徳川家の御用商人として活躍した三井家には公家や武家の文化を伝える文化財も少なからず伝わっており、その奥深さを再認識する事ができる展覧会といえる。
三井記念美術館コレクション特別展「国宝の名刀『日向正宗』と武将の美」は、2020年11月21日(土)~2021年1月27日(水)、三井記念美術館で開催。入館料は一般 1,300円など。入館日時を30分ごとに分けた事前予約制が導入されている。