ニュース
    3会場で「日本のたてもの」展が開催
    (掲載日時:2020年12月23日)

    「日本のたてもの―自然素材を活かす伝統の技と知恵」会場
    「日本のたてもの―自然素材を活かす伝統の技と知恵」会場

    古代から現代までの日本を代表する建築の模型や資料を一堂に公開する展覧会「日本のたてもの―自然素材を活かす伝統の技と知恵」が開催される。

    日本の伝統建築の技は「伝統建築工匠の技:木造建造物を受け継ぐための伝統技術」として、ユネスコ無形文化遺産として審議・決定が行われる見通しになっているなど、独自の発展を遂げてきた。

    展覧会は、木・草・土・石など、多様な自然素材を優れた造形物へ昇華させた日本の伝統建築を紹介する企画。自然素材を活かした造形的特徴を、古代から現代にいたるまで展観する。

    展覧会は3つの会場で開催され、東京国立博物館の会場テーマは「古代から近世、日本建築の成り立ち」。

    会場では、1964年の東京五輪に併せて開催された「日本古美術展」に出展された、国宝・法隆寺の金堂と五重塔の模型をはじめ、原建物が国宝・重要文化財である模型を核に、これまで一般に公開されることのなかった貴重な建築模型などを一堂に集めて展示。

    茅葺、左官、錺金具など木造建築を受け継ぐための伝統技術や工匠の技も紹介する。

    また、維持が困難とされている伝承者養成など、近年の取組みについても言及する。

    東京国立博物館 表慶館での「日本のたてもの―自然素材を活かす伝統の技と知恵」は、2020年12月24日(木)〜2021年2月21日(日)に開催。観覧料は一般1,500円など。日時指定の事前予約制。

    他の会場とテーマ・会期は、国立科学博物館が「近代の日本、様式と技術の多様化」(12/8~1/11)、国立近現代建築資料館が「工匠と近代化 ― 大工技術の継承と展開 ―」(12/10~2/21)。


    このニュースに関連するミュージアム
    おすすめレポート
    学芸員募集
    地域おこし協力隊(文化財調査・活用促進員)募集します! [小坂町郷土館博物館]
    秋田県
    ポーラ美術館 学芸員及びエデュケーター募集 [ポーラ美術館]
    神奈川県
    肥後の里山ギャラリーの企画・運営担当者(学芸員) [肥後銀行本店 肥後の里山ギャラリー]
    熊本県
    川崎市市民ミュージアム【短期】英伸三 映像日月抄展 運営スタッフ募集  [川崎市市民ミュージアム(受託者:アクティオ株式会社)採用ですが、勤務地は、向ヶ丘遊園駅近くにございます。(住所:川崎市多摩区登戸2735 中和ビル2階※1階がスーパーマーケット「ライフ」の建物)]
    神奈川県
    手作り科学館 Exedra 学芸員・サイエンスコミュニケーター 募集 [手作り科学館 Exedra]
    千葉県
    展覧会ランキング
    1
    東京都美術館 | 東京都
    ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢
    開催中[あと63日]
    2025年9月12日(金)〜12月21日(日)
    2
    上野の森美術館 | 東京都
    「正倉院 THE SHOW -感じる。いま、ここにある奇跡-」
    開催中[あと21日]
    2025年9月20日(土)〜11月9日(日)
    3
    出羽桜美術館 | 山形県
    没後40年 有元利夫 優美な絵画世界への誘い
    開催中[あと49日]
    2025年9月5日(金)〜12月7日(日)
    4
    東京国立博物館 | 東京都
    特別展「運慶 祈りの空間―興福寺北円堂」
    開催中[あと42日]
    2025年9月9日(火)〜11月30日(日)
    5
    国立西洋美術館 | 東京都
    オルセー美術館所蔵 印象派ー室内をめぐる物語
    開催まであと6日
    2025年10月25日(土)〜2026年2月15日(日)