根津美術館「きらきらでん(螺鈿)」会場
真珠層を持つ貝を文様の形に切り抜き、嵌め込んだり貼り付けたりして装飾する技法、螺鈿(らでん)に焦点を当てた展覧会が、根津美術館で始まる。
螺鈿の「螺」は巻き貝、「鈿」は貝で装飾するという意味。アジア圏では漆工技法に取り入れられ、主に夜光貝や鮑貝が用いられている。
展覧会では根津美術館の所蔵品を中心に紹介。日本における螺鈿技術の受容と展開の歴史をたどりながら、中国大陸・朝鮮半島・日本・琉球の螺鈿作品を通じて、その魅力を紹介していく。
きらきらでん(螺鈿)は根津美術館で、2021年1月9日(土)〜2月14日(日)に開催。一般 1,300円など。日時指定の予約制。