日本科学未来館「知脳を○○ する-脳をみて、脳をつくる研究者たち」会場
日本科学未来館は、新常設展示「知脳を○○ する-脳をみて、脳をつくる研究者たち」を開設、報道陣に公開した。
新展示は、脳研究と人工知能(AI)研究の融合により、どのようなビジョン(=理想の未来像)を切り拓くことができるのか、脳の可能性を探っていくもの。
「知脳」は造語で、脳を知ることと、新しい研究領域“ニューロインテリジェンス”を表すとともに、それによってもたらされる成果のこと。
「知脳を体感する」「知脳を理解する」「知脳を探究する」「知脳を創造する」の4つのテーマで、人間の脳とAIの共通点と相違点を、実際の装置などで理解させていく。
「知脳を体感する」エリアにある「音を奏でてみよう」は、演奏者の弾きぐせを再現して自動演奏してくれるAIピアノ。来場者は画面の案内に従ってキーボードを叩き、その演奏からAIが隠れた個性を解析。その人らしい演奏が再現される。
「知脳を探究する」エリアの「ロボットシミュレーター」は、AIロボットと協力してお絵描きを楽しむ展示。輪郭を見ただけで人の顔だと認識し、目や口を描き足せす事ができる人間のような能力が、ロボットにも可能か、実際の装置で示していく。
ビジョナリーラボ「知脳を○○ する-脳をみて、脳をつくる研究者たち」は、日本科学未来館 3階 常設展「未来をつくる」内で、2021年3月25日(木)に公開。公開期間は約1年間の予定。
日本科学未来館「知脳を○○ する-脳をみて、脳をつくる研究者たち」会場入口