アーティゾン美術館「M式「海の幸」 ― 森村泰昌 ワタシガタリの神話」会場
アーティゾン美術館のコレクションと現代美術家の森村泰昌の作品を同じ展示室で共演させるように紹介する展覧会が、同美術館ではじまる。
1985年にゴッホの自画像に扮するセルフポートレイト写真を制作して以降、今日に至るまで、古今東西の絵画や写真に表された人物に変装し、独自の解釈を加えて再現する「自画像的作品」をテーマに制作し続ける森村は、これまでも石橋財団が所蔵する青木繁《自画像》や《海の幸》にインスピレーションを得た作品を制作するなど、青木作品へ密かな想いを寄せていた。
展覧会では、改めて《海の幸》と本格的に向き合い、作品が制作された明治期以降の日本の文化、政治、思想などの変遷史を“森村式”、略して“M式”「海の幸」として形象化。青木への熱い想いを新たなる作品シリーズへと昇華させる。
展覧会は青木作品約10点と森村作品約60点で構成。森村作品の50点以上は新作となる。
「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×森村泰昌 M式「海の幸」 ― 森村泰昌 ワタシガタリの神話」は、アーティゾン美術館 6階展示室で、2021年10月2日(土)~2022年1月10日(月)に開催。入館料(ウェブ予約チケット)は一般 1,200円など。
同時に、5階展示室「印象派 ― 画家たちの友情物語」では、互いに親しく交友した印象派の画家たちを紹介。4階展示室の特集コーナー展示「挿絵本にみる20世紀フランスとワイン」では、ワインや蒸留酒をテーマとする20世紀の挿絵本を展示する。
「M式「海の幸」 ― 森村泰昌 ワタシガタリの神話」はアーティゾン美術館で2021年10月2日(土)~2022年1月10日(月)に開催。入館料(ウェブ予約チケット)は一般 1,200円など。
アーティゾン美術館「M式「海の幸」 ― 森村泰昌 ワタシガタリの神話」会場
アーティゾン美術館「M式「海の幸」 ― 森村泰昌 ワタシガタリの神話」会場
森村泰昌《M式「海の幸」第1番:假象の創造》2021年
アーティゾン美術館「印象派 ― 画家たちの友情物語」会場
アーティゾン美術館「挿絵本にみる20世紀フランスとワイン」会場