
森アーツセンターギャラリー 書家 金澤翔子展「つきのひかり」会場 (左から)金澤泰子、金澤翔子
「ダウン症の書家」として知られる金澤翔子(1985-)の代表作を一同に集めた大規模な展覧会が、六本木で開催される。
金澤翔子は東京都出身。書家である母、金澤泰子に師事して5歳から書を始め、20歳で初個展を開催。以来、NHK大河ドラマ「平清盛」の題字、ローマ教皇庁(バチカン市国)への寄贈、上皇陛下御製(天皇御在位中)の謹書、東京2020(オリンピック・パラリンピック)公式アートポスターなど、多方面で活躍を続けている。
今回の展覧会は、「飛躍」「自立」「旅立ち」の3ゾーンで、年代毎の作品・合計50点以上を紹介する過去最大の展覧会。
代表作の「風神雷神」「共に生きる」をはじめ、完全新作で金澤翔子史上最大規模となる15mの超大作「心に光を 夜空に月を」なども展示される。
また展覧会には、人気バンドのSEKAI NO OWARIとのコラボレーション作品も登場。金澤翔子とSEKAI NO OWARIのFukase、Nakajinは小学校の同級生で、3年生の時は同じクラス。10代のFukaseが将来への葛藤の中で作った楽曲「銀河系の悪夢」の一節などを、金澤翔子が揮毫した。
開幕前日の12月21日(火)には、金澤翔子、金澤泰子も登壇。展覧会でも展示する作品「月の光」の公開揮毫も行われた。
書家 金澤翔子展「つきのひかり」は、2021年12月22日(水)~2022年1月8日(土)、森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)で開催。
一般当日 2,300円。全日日時指定制。

森アーツセンターギャラリー 書家 金澤翔子展「つきのひかり」会場

森アーツセンターギャラリー 書家 金澤翔子展「つきのひかり」会場

森アーツセンターギャラリー 書家 金澤翔子展「つきのひかり」会場