東京国立博物館・台東区立書道博物館「没後700年 趙孟頫とその時代」会場
中国・南宋時代の末期に活躍した書家・画家の趙孟頫(1254~1322年)の、没後700年を記念した展覧会が、東京国立博物館と台東区立書道博物館で開催されている。
宋の太祖の11代目の子孫して生まれた趙孟頫は、26歳で故国の滅亡に遭い、元王朝に仕え要職を歴任。
非難を受けながらも、漢民族の伝統文化の護持に尽力し、中国書画史において偉大な画業を打ち立て、文人の新たな在り方を示した。
その存在は元末の四大家や明清時代の諸家だけでなく、日本にも大きな影響を与えており、以降の書画の歴史を大きく変化させた。
展覧会は、19回目となる東京国立博物館と台東区立書道博物館との連携企画。
趙孟頫のほか、元時代の書画にも焦点をあて、その魅力と後世における受容を紹介していく。
「没後700年 趙孟頫とその時代」は東京国立博物館 東洋館8室で2020年1月2日(日)~2月27日(日)、台東区立書道博物館で2020年1月4日(火)~2月27日(日)。
観覧料は、東京国立博物館が一般 1,000円、台東区立書道博物館が一般 500円など。
東京国立博物館・台東区立書道博物館「没後700年 趙孟頫とその時代」会場
東京国立博物館・台東区立書道博物館「没後700年 趙孟頫とその時代」会場
東京国立博物館・台東区立書道博物館「没後700年 趙孟頫とその時代」会場