国立新美術館「DOMANI・明日展 2022-23」会場より 伊藤誠
文化庁が若手芸術家を支援する「新進芸術家海外研修制度(在研)」の成果発表の場である「DOMANI・明日展」が、東京で開催される。
「DOMANI・明日展」は1998年から始まり、2022年度で第25回目。
コロナ禍もあり2年ぶりの国立新美術館での開催となる本展では、これまでに同館での「DOMANI・明日展」で本格的に取り上げることができていなかったキャリアの豊かな作家3名(伊藤誠、丸山直文、小金沢健人)と、比較的近年に在研を終えた清新な作家6名(大﨑のぶゆき、谷中佑輔、黒田大スケ、池崎拓也、石塚元太良、北川太郎)、さらに「DOMANI・明日展」史上、初の同館2度目の参加となる近藤聡乃を招いた展示となる。
サブタイトルは「百年まえから、百年あとへ」。1923年に首都圏を見舞った「関東大震災」から百年目の年に東京で開かれる企画として、「ゆれる/ゆらぐ地面、制度、価値観」という視点から、コロナ禍後の次代の人材育成、美術界のあり方をも考える。
「DOMANI・明日展 2022-23」は、国立新美術館 企画展示室 2Eで2022年11月19日(土)~2023年1月29日(日)に開催。観覧料は一般 1,000円など。
国立新美術館「DOMANI・明日展 2022-23」会場より 小金沢健人
国立新美術館「DOMANI・明日展 2022-23」会場より 近藤聡乃
国立新美術館「DOMANI・明日展 2022-23」会場より 黒田大スケ