ニュース
雪舟が「画聖」になるまで ― 2024年春、京都国立博物館で特別展「雪舟伝説」
(掲載日時:2023年9月27日)

特別展「雪舟伝説―「画聖」の誕生―」記者発表より 京都国立博物館 福士雄也 主任研究員
特別展「雪舟伝説―「画聖」の誕生―」記者発表より 京都国立博物館 福士雄也 主任研究員

日本美術史上、もっとも重要な画家の一人とされる雪舟(1420-1506?)に焦点を当てた大規模展が、来春、京都で開催される。

雪舟は備中国赤浜(現在の岡山県総社市)生まれ。幼い頃に上洛して相国寺に入り、禅僧として修行を積むかたわら、周文に画を学んだ。

後に大内氏の庇護を得て、応仁元年(1467)には明に渡り、3年後に帰国。宗元画を学んだ幅広い画風と、骨太で力強い筆墨に特色ある作品を残した。

雪舟は古くから「画聖」と仰がれるなど偉大な存在とされ、現代においても《天橋立図》(京都国立博物館蔵)をはじめ、6件が国宝に指定。これは狩野永徳の4点を凌ぎ、個人としては最多件数を誇る。

今回の展覧会は、プレスリリースで「『雪舟展』ではありません!!!」と大きくうたわれているように、雪舟の作品を紹介するだけでなく、近世における雪舟受容を辿る企画。

長谷川等伯、狩野探幽、曾我蕭白、伊藤若冲らの作品と比べながら、雪舟が「画聖」になった過程を明らかにする。

もちろん、雪舟による国宝6件も勢揃い(第一章「雪舟精髄」で一堂に展示)。会期中いつ行っても、6作品全てが鑑賞できる(山水長巻のみ、会期中巻き替えあり)。

出展総件数は約90件(うち国宝7件、重要文化財13件)。30名を超える画家たちが登場する。

特別展「雪舟伝説 ―「画聖(カリスマ)」の誕生―」は京都国立博物館 平成知新館で2024年4月13日(土)~5月26日(日)に開催。料金は未定。

巡回はせず、京都国立博物館だけでの開催となる。



関連するレポート
雪舟伝説―「画聖」の誕生―
雪舟伝説―「画聖」の誕生―
2
日本美術を代表する画家・雪舟。なぜ、これほど高く評価されているか考察
雪舟を慕って画風を学んだ桃山時代の雲谷派や長谷川派、江戸時代の狩野派
「雪舟展」ではありませんが、雪舟作品も。全期間で国宝6件すべてを展示
関連するミュージアム
関連する特集
2024年 春のおすすめ展覧会 ベスト10 ― 全国版 ― [3月・4月・5月]
雪舟や空海、福田平八郎らの日本の作家から、現代アーティスト、新たにオープンする豊田市博物館など。3月~5月にはじまる全国のミュージアム・展覧会の中から、アイエム編集部おすすめ10選を厳選してご紹介します。
おすすめレポート
ニュース
ご招待券プレゼント
学芸員募集
展覧会ランキング
おすすめコンテンツ