
三井記念美術館「三井家のおひなさま」会場
三井家の夫人や娘たちが大切にしてきたひな人形やひな道具を一堂に公開する展覧会が、東京ではじまる。
北三井家十代・高棟夫人である苞子の旧蔵品であるおひなさまは、実家の旧富山藩主前田家から伝わったものや、結婚後に三井家で新たに作られたものなど。
北三井家十一代・三井高公夫人の鋹子は、実家の旧福井藩主・松平家より嫁入り道具として持参したもの。日本橋十軒店の名工・二代永德齋製のものが中心となり、初節句や嫁入りの際にあつらえらた。また、手先の器用さから裂地を使った貼り絵の一種である剪綵を復活させ、作品を残している。
会場には浅野久子氏の旧蔵品で、京都の丸平大木人形店・五世大木平藏が特別に製作した幅 3メートル、高さ 5段の豪華なひな段飾りをはじめ、時代や種類の異なるひな人形・ひな道具を展示。
三井家とも縁の深い京都・丸平文庫が所蔵するひな人形も、合わせて展示される。
「三井家のおひなさま」は、三井記念美術館で2024年2月10日(土)~4月7日(日)まで開催中。観覧料は 一般 1,000円など

三井記念美術館「三井家のおひなさま」会場

三井記念美術館「三井家のおひなさま」会場

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