
SOMPO美術館「FACE展2024」会場 (左)津村光璃《溶けて》
新進作家の平面作品を紹介する恒例の公募コンクール「FACE」の入選作品を紹介する展覧会が、東京ではじまる。
FACEは2012年度から始まった公募展で、「年齢・所属を問わず、真に力がある作品」を公募するもの。主催はSOMPO美術館と読売新聞社。
今回は野口玲一(三菱一号館美術館上席学芸員)、大島徹也(多摩美術大学准教授)、森谷佳永(神奈川県民ホールギャラリー学芸員)、秋田美緒(国立西洋美術館研究員)、梅本武文(SOMPO美術館館長)が審査員を務め、「将来国際的にも通用する可能性を秘めた」作品として、1,184点の応募作品から、78点が入選作品として選定。
合議制によるグランプリ(副賞 300万円)には、津村光璃(長崎県出身・佐賀県在住)の《溶けて》が選出。12回目となるFACE展で抽象の作品がグランプリを受賞したのは今回が初めてとなる。
優秀賞(副賞各 50万円)は、佐々木綾子、かわかみはるか、塩足月和子。読売新聞社賞(副賞 30万円)は、六無。審査員特別賞(副賞各 10万円)は、巽明理、菊野祥希、宮﨑菖子、東菜々美が選ばれた。
展覧会では受賞作品を含む入選作を展示。会期中には観覧者投票による「オーディエンス賞」も選ばれる。
「FACE展2024」はSOMPO美術館で2024年2月17日(土)~3月10日(日)に開催。入館料は一般 700円など。高校生以下は無料。

SOMPO美術館「FACE展2024」会場

SOMPO美術館「FACE展2024」会場

SOMPO美術館「FACE展2024」会場

SOMPO美術館「FACE展2024」会場

SOMPO美術館「FACE展2024」表彰式会場より (左から)グランプリの津村光璃さん、公益財団法人SOMPO美術財団 櫻田謙悟 理事長