ニュース
    「旧派」の日本画家とされた池上秀畝、その人生と代表作をたどる ― 練馬区立美術館
    (掲載日時:2024年3月15日)

    練馬区立美術館「生誕150年 池上秀畝―高精細画人―」会場
    練馬区立美術館「生誕150年 池上秀畝―高精細画人―」会場

    明治から昭和にかけて日本画家として活躍した池上秀畝(1874–1944)の作品を紹介する展覧会が、東京ではじまる。

    長野県上伊那郡高遠町(現在の伊那市)に生まれた秀畝は、本格的に絵を学ぶため1889年に上京。

    1916年からから3年連続で文展特選を受賞したほか、帝展で無鑑査、審査員を務めるなど活躍した。

    同郷で同い年の菱田春草(1874-1911)らの作品が後に「新派」とされる一方、伝統に基づく秀畝らは「旧派」と位置付けられることとなり、当時は高く評価されていたが、近年の展覧会では「新派」と比べて取り上げられることが少なくなっていた。

    秀畝の生誕150年を記念した今回の展覧会では、秀畝の人生と代表作をたどりながら、画歴の検証を行う視点で「旧派」とされた画家に着目。

    徹底した写生に基づいて描かれた作品や、伝統に固執せず新派の画家たちが取り組んだ空気感の表現なども取り入れた日本画などが紹介される。

    「生誕150年 池上秀畝―高精細画人―」は練馬区立美術館で2024年3月16日(土)~4月21日(日)に開催。

    観覧料は一般 1,000円など。

    東京会場の後、長野県立美術館に巡回する(2024年5月25日~6月30日)。


    練馬区立美術館「生誕150年 池上秀畝―高精細画人―」会場
    練馬区立美術館「生誕150年 池上秀畝―高精細画人―」会場

    練馬区立美術館「生誕150年 池上秀畝―高精細画人―」会場
    練馬区立美術館「生誕150年 池上秀畝―高精細画人―」会場

    練馬区立美術館「生誕150年 池上秀畝―高精細画人―」会場
    練馬区立美術館「生誕150年 池上秀畝―高精細画人―」会場

    このニュースに関連するミュージアム
    おすすめレポート
    学芸員募集
    地域おこし協力隊(文化財調査・活用促進員)募集します! [小坂町郷土館博物館]
    秋田県
    ポーラ美術館 学芸員及びエデュケーター募集 [ポーラ美術館]
    神奈川県
    肥後の里山ギャラリーの企画・運営担当者(学芸員) [肥後銀行本店 肥後の里山ギャラリー]
    熊本県
    令和7年度佐伯市職員採用試験(学芸員)の実施について [佐伯市役所(歴史資料館)]
    大分県
    WHAT MUSEUM 展覧会企画担当アシスタント(社員)募集! [WHAT MUSEUM]
    東京都
    展覧会ランキング
    1
    東京都美術館 | 東京都
    ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢
    開催中[あと59日]
    2025年9月12日(金)〜12月21日(日)
    2
    上野の森美術館 | 東京都
    「正倉院 THE SHOW -感じる。いま、ここにある奇跡-」
    開催中[あと17日]
    2025年9月20日(土)〜11月9日(日)
    3
    出羽桜美術館 | 山形県
    没後40年 有元利夫 優美な絵画世界への誘い
    開催中[あと45日]
    2025年9月5日(金)〜12月7日(日)
    4
    東京国立博物館 | 東京都
    特別展「運慶 祈りの空間―興福寺北円堂」
    開催中[あと38日]
    2025年9月9日(火)〜11月30日(日)
    5
    国立西洋美術館 | 東京都
    オルセー美術館所蔵 印象派ー室内をめぐる物語
    開催まであと2日
    2025年10月25日(土)〜2026年2月15日(日)