
東京・千代田区に、仏教美術を展示・紹介する「半蔵門ミュージアム」が完成し、2018年4月18日(水)、報道陣に公開された。
真如苑が所蔵する仏教美術品を一般に公開するために設立されたもの。
運慶作と推定される重要文化財《大日如来坐像》(真如苑真澄寺蔵)が展示されるほか、ガンダーラの仏伝図浮彫りを常設で公開。仏像や仏画、経典などは定期的に入れ替えながら展示する。
多目的に利用できるマルチルーム、図書閲覧や休憩場所に使用できるラウンジ、展示作品や仏教全般に関連する映像を放映するシアター、講義・講座などに使用できるホールも併設した。
設計は、平等院鳳翔館や奈良国立博物館の「なら仏像館」展示室の改修工事を手掛けた、栗生総合計画事務所(栗生明 代表)。
1階エントランスホールは明るく開放的。地下1階の展示室は、諸仏を納める神聖な御堂をイメージして設計された。
施設について「落ち着きのある空間で、静かに仏像や仏画と向き合い、仏教の歴史、多様性のある文化に触れていただければ」と、水野敬三郎館長は話した。
「半蔵門ミュージアム」のグランドオープンは2018年4月19日(木)。入館料は無料。
発信:
インターネットミュージアム>
半蔵門ミュージアム 施設詳細ページ>
半蔵門ミュージアム 公式ページ