
京都・大報恩寺が誇る慶派仏師の名品を一堂に紹介する展覧会が、東京国立博物館で開催される事となり、2018年4月25日(水)、記者発表会が行われた。
京都市内に所在する大報恩寺は「千本釈迦堂」として親しまれ、その本堂は、応仁の乱をはじめとする幾多の戦火を免れ、京都市内最古の建造物として国宝に指定されている。
今回の展覧会は、2020年に開創1200年を迎えることを記念した初の大規模展覧会で、同寺が所蔵する仏像を一堂に集め、鎌倉彫刻の魅力を紹介する。
快慶晩年の名品で、初めて10体揃って寺外で公開される「十大弟子立像」や、重要文化財に指定される唯一の六観音・肥後定慶作「六観音菩薩像」、快慶の弟子・行快作で通常非公開の秘仏「釈迦如来坐像」など、慶派仏師の名品が展示される。
六観音菩薩像は、会期前半(~10月28日)は光背を付けた本来の形で展示し、会期後半(10月30日~)には、光背を取り外して背中を間近で見ることができるように展示される。
特別展「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」は、東京国立博物館で2018年10月2日(火)~12月9日(日)に開催。観覧料(当日券)は一般 1,600円など。前売りは一般 1,400円、大学・専門学校生 1,000円、高校生 700円で2018年8月1日(水)~10月1日(月)まで販売。
発信:
インターネットミュージアム>
東京国立博物館 施設詳細ページ>
「特別展「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」」情報ページ>
東京国立博物館 公式ページ