江戸から明治の転換によってもたらされた大変革は、科学技術のレベルも、30~40年で世界と並ぶ分野も出てきます。それらの遺産が、今、国立科学博物館に大集結。その数はなんと600以上です。
章見出しのパネルに登場し、質問を投げかけます。それに当時の人が答えています。
まずはこの部分を追っていけば、ポイントが理解できます。
また、世界に誇る科学・技術をつくり出した人物や、それにまつわるエピソード。
当時の人の驚きが「エピソード」というパネルで示されています。
興味のあるところから、このナビゲーションを頼りに見ていくと、わかりやすいでしょう。
時間にルーズだった日本人!
興味を持ったのは「昔は日本人も時間にルーズだった」という解説です。
幕末に日本に来た外国人は、時間にルーズな日本人に驚いたのだそう。
当時、日本には定時法がなかったため、地域によって時間がまちまちだったようです。
明治になってやっと時間で働く社会になりましたが、50年たっても、改善されませんでした。
大正から昭和になってやっと時間厳守が広がったのだといいます。
時間が正確な国として定評の日本。それは昭和になってからというのは驚きです。
水晶、そして世界初のクォーツ腕時計へ
時計は水晶の性質を応用し、クォーツ時計へ発展しました。
大正2年に国産初の腕時計をセイコーが開発してスイスに追いつきました。そして1969年(昭和44)、世界初のクォーツ腕時計を日本が発売します。
水晶によって精度は2桁あがったと言われています。
未来へ伝えたいもの
開会式では次のようなご挨拶がありました。
「科学技術を未来に向けてどう活用すればよいかを考えるきっかけにしてほしい」
「この展示の本質は、もう一度我々日本が技術大国として復活できる自信を持つこと」
「科学技術の外側にはデザインがあり、一体となったとき素晴らしい感性が生まれる」
「一歩だけ前に進む」笑いがこだまする開会式でした。
明治からこれまで150年、先人たちの功績を目の当たりにすると否応なく日本の技術力のすばらしさを感じさせられます。
これから科学技術が、いかに活用されどんな暮らしを私たちにもたらしてくれるのか。
新たな元号を迎える最後の節目の年に、立ち止まり振り返り、そして未来に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?
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美術鑑賞から、いろいろなモノの見方を発見させられます。作品から広がる世界や着眼点を提示できたらと思っています。理系の目で鑑賞したら、そんな見方も提示できたらと思っています。こちらでネタを集めています。コロコロのアート見て歩記&調べ歩記録
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会場
| 国立科学博物館 |
会期
|
2018年10月30日(火)〜2019年3月3日(日)
会期終了
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開館時間
| 9:00~17:00(入館は16:30まで) ※当面の間、常設展示の夜間開館(金曜日・土曜日 17:00~20:00)は休止いたします。 |
休館日
| 月曜日(ただし12月24日(月)、1月14日(月)、2月11日(月)、2月25日(月)は開館)、12月28日(金)~1月1日(火・祝)、1月15日(火)、2月12日(火) |
住所
| 〒110-8718 東京都台東区上野公園7-20 |
電話
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050-5541-8600(ハローダイヤル)
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公式サイト
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http://meiji150.exhn.jp
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料金
| 一般・大学生 1,600(1,400)円 / 小・中・高校生 600(500)円
※( )内は前売券料金 ※同日に限り常設展(地球館・日本館)もご覧いただけます。 ※未就学児は無料 ※障がい者手帳をお持ちの方とその介助者1名は無料
【金曜・土曜限定ペア得ナイト券】 2名様1組 2,000円(会場での当日販売のみ)
※金曜日・土曜日の17時以降、2名様同時入場、最終入場は17時30分 |
展覧会詳細
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「明治150年記念 日本を変えた千の技術博」 詳細情報
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