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レポート
ボールはともだち。キャプテン翼展
上野の森美術館 | 東京都
日本サッカー界の大功労者
30年以上にわたってファンに愛され続ける、サッカー漫画の金字塔「キャプテン翼」。初めての大型展覧会が上野の森美術館で開催中です。
入口近くには、翼が若林邸に向けて蹴った「挑戦状ボール」も
“南葛市”のジオラマ
翼のライバルたち。日向くんと若島津くん
原画展示は高橋陽一さんがセレクト
「日本Jr.ユース代表編」
「ワールドユース編」「ROAD TO 2002編」など、その後の「キャプテン翼」シリーズ
日本代表のユニフォームを着た、等身大の大空翼像
充実のグッズ売り場。南葛と明和のユニフォーム型Tシャツは、各3,241円+税

Jリーグの開幕は1993年、サッカー日本代表がFIFAワールドカップに初出場を決めたのは1997年。現在では想像もできませんが、週刊少年ジャンプで「キャプテン翼」が始まった1981年は、日本ではサッカーは注目されるスポーツではありませんでした(ちなみにこの年の日本サッカーリーグ優勝チームはフジタ工業、年間最優秀選手は釜本邦茂です)。


文字通り、日本のサッカー文化を切り開いた「キャプテン翼」。展覧会は、その世界を存分に楽しめる構成です。


連載第1回が掲載された週刊少年ジャンプのほか、翼が若林邸に向けて蹴った「挑戦状ボール」の“実物”なども展示されています


過去にも原画の展示は何度か行われた事がある「キャプテン翼」ですが、今回は美術館レベルで行われる初めての大規模展。特徴のひとつが、充実した立体的な展示です。


会場には、物語の初期の舞台である“南葛市”のジオラマも設置。翼を応援する“あねご”こと早苗や、ゴールを守る若林などの名シーンも再現されています。


天才サッカー少年、大空翼は小学6年生で南葛市に転居してきました


小学生の時から戦いを続ける中で大きく成長していった翼。「キャプテン翼」の世界を支えたのは、個性あふれるチームメイトやライバルたちです。主要なキャラは、原画とともにパネルも展示。修哲カルテット、早川くん、立花兄弟、松山くんらは、作者の高橋陽一先生のコメント付きで紹介されています。


翼の最大のライバルといえば、もちろん日向くん。恵まれない環境で育ったハングリーさを武器に、数々の必殺シュートを繰り出しました。会場には「ネオ・タイガーショット」を生み出した時に使われた、通常の3倍の重さのボール(持ち上げられます)のほか、ピッチをえぐり壁にボールが突き刺さる「雷獣シュート」も展示されています。


ユニフォームの袖を肩までまくった姿は、日向くんのトレードマーク


ここまでが展示室1~3。この他にも高橋先生の仕事机の再現や、コラボ商品や世界中で愛されたコミックなどの展示、高橋先生考案のサッカーアトラクション「DREAM KICK」など、会場は2フロアで展示室10までありますので、まだまだお楽しみいただけます。


開幕前日のプレス内覧会には高橋先生も登場。披露された3m×2.2mの巨大カラーイラストは、翼の豪快なオーバーヘッド・キックでした。


サッカーアトラクション「DREAM KICK」は、入った場所でカードが貰えます


ちょうどワールドカップの時期に合わせた企画。現在連載中の物語では、翼はFCバルセロナに所属しているため(ブラジルのエース・ネイマールらと同僚という事になります)、会場にはバルサのコーナーも。サッカー好きの方ならどなたでも楽しめる展覧会です。


もちろん、私のようなオールドファンならさらに大興奮。テレビゲーム版の名セリフ「くそ!ガッツが足りない!」は、今でも疲れた時の口癖です。

[ 取材・撮影・文:古川幹夫 / 2014年6月13日 ]


キャプテン翼 全21巻セット

高橋 陽一 (著)

集英社
¥ 13,597

会場
会期
2014年6月14日(土)~7月6日(日)
会期終了
開館時間
10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)
(ただし展示によって異なる)
休館日
会期中無休
住所
東京都台東区上野公園1-2
電話 03-3833-4191(代表)
03-3833-4191(代表)
公式サイト http://tsubasa-ten.jp/
料金
一般・大学生 1,600(1,400)円/中高生 800(600)円/小学生 400円
※()内は前売り料金
展覧会詳細 ボールはともだち。キャプテン翼展 詳細情報
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